
登場人物紹介
異聞館に関わる
キャラクター達を紹介します。
来訪者
「あなた」の分身たる存在
異聞館に足を踏み入れる者は、皆「来訪者」と呼ばれます。
彼らは自らの意思で館を訪れたわけではありません。
ある日、見慣れた扉を開いた先に見知らぬ図書館が広がっていることで、初めて異聞館の存在を知るのです。
扉は様々な場所に現れます。
自宅の部屋、路地裏、研究室、神社の鳥居の奥。
世界も文明も異なる場所に、前触れなく繋がることがあります。
そして扉を越えた瞬間、その人物は「来訪者」として異聞館へ迎えられます。
来訪者には一つの共通点があります。
それは物語を生み出す可能性を持つ者であること。
異聞館の司書は、来訪者にこう告げます。
「あなたの物語を作り、提出してください。」
物語の形は問いません。
文章、絵画、音楽、映像――どんな形であっても、それが「物語」であれば構いません。
来訪者が紡いだ物語は館の書庫へ収められ、その提出が認められた時、
来訪者は元の世界へと帰ることができます。
しかし、すべての来訪者がすぐに物語を完成させられるわけではありません。
ある者は館を探索し、ある者は他の来訪者と出会い、
ある者は自分自身の過去と向き合います。
そうして生まれた物語は、世界を越えて異聞館に積み重なっていきます。
来訪者たちは皆、それぞれの世界を背負いながら――
自分だけの「一冊」を書き上げるために、この館を訪れているのです。

司書
冷静沈着な異聞 館の管理者
異聞館の管理を担う人物。
来訪者に課題を提示し、提出された物語を収集・保管する役目を持っています。
館の中でもっとも多くの権限を持つ存在ですが、その素性や出自はほとんど知られていません。
来訪者の前に現れる時は穏やかな態度を崩さず、常に丁寧で落ち着いた口調で語りかけます。
しかし、その瞳の奥には無数の世界と物語を見てきた者だけが持つ静かな観察者の気配が宿っています。
彼女がいつから異聞館にいるのか、そして誰のために物語を集めているのか――それを知る者は、誰もいません。
助手
司書の補佐をする少年
司書の補佐を務める人物。
来訪者の案内や書庫の整理など、館の実務を担っています。
司書に比べると来訪者と接する機会が多く、異聞館について簡単な説明をしてくれることもあります。
性格は比較的柔らかく、突然異世界に招かれて戸惑う来訪者に対しても
穏やかに接することが多いようです。
ただし、異聞館の仕組みや来訪の理由について尋ねても、核心に触れる答えが返ってくることはほとんどありません。
それが「知らない」のか、あるいは「答えられない」のかは――
本人のみが知っています。




ゴースト
来訪者たちの良き隣人
異聞館の中を漂う、半透明の存在。
館の清掃や物の運搬、書架の整理などを行ういわば“館の雑務係”です。
来訪者の前に姿を見せることもありますが、彼らは真面目に館の仕事をこなしています。
彼らはどこから来た存在なのか、あるいは誰が作り出したものなのかは不明です。
しかし一つだけ確かなことがあります。
異聞館がどれほど広く、どれほど多くの書物を抱えていても、
館が常に整然としているのは彼らの働きによるものだということです。